〜人生、泥臭く生きたい〜

自分の好きなこと、感じたこと、いろんなこと

「今日、誰のために生きる?」を読んで

 

先週「どろくささんに読んで欲しい本があって」と最近読書に絶賛ハマりまくりの会社の事務員さんからお借りした本。

 

普通に面白い本でした。すごく人間味のあるお話が多かったです。

 

うまく言えないけど、すごく身近にありそうなのになかなか気づくことが出来なくて、かつ素直に実行するのがちょっと恥ずかしかったり、そんな価値観や思考で一杯の本。

 

自分的に一番良かったところを挙げると
71ページ「一番大事なのは、まず自分を大切にすること」

 

「自分を大事にする」という言葉を最近ちょくちょく見たり聞いたりするけど、簡単にはできないことだと思う。そもそもどうやって大事にしたら良いのか分からなかったりもする。寝る?本を読む?人と話す?なんでも良いから好きなことをする?好きなように生きる?わがままに生きる?

 

僕の今までの人生は簡単に言うと自分の気持ちを優先にすることをしなかったことが多かったように思う。自分の心の思いをうまく伝えることができなかったとも言えるかもしれない。だからある時、自分の行いや考えが「やりすぎ」「そこまでしなくてもよい」なんて言われたこともあるわけだ。人に伝えられて「そうなのか?!」とハッとした自分がいたが、「じゃあもう人に優しくしなくても良いのか」なんて極端な考えに結びついてしまって、頭の中がゴチャモヤゴチャモヤ(僕はそこまで冷たくなんてできない)

 

そんなゴチャモヤ状態な時に71ページに出会いました。

 

主人公のショーゲンさんは奉仕の精神が強すぎるという理由で舞台となる村の人から「見てるとヒヤヒヤする」とか「あなたには手伝って欲しくない」なんて言われてしまいます。自分に言われているわけではないのに、なんだか僕にもグサーっと太い釘が(笑)
でも、その後「人には喜びのグラスがあるの。自分の喜びのグラスをまず満たして、そこからあふれた時、あふれた愛情で人のためにしてあげたらよいのよ」と伝えてくれた村の女性がいました。

 

ここが一番くらいました!「あ」ってなりました。「これだ」と。

 

まずは自分が喜ぶ。「喜ぶ」なんだか久しぶりに聴いたワードだ。なんでだろうか。
満たされていない時って自分に余裕がない時というふうにも解釈できるなと思います。そんな時って、たぶん相手側からしても変な違和感を感じるのかもしれないね。ただでさえ手伝ってもらったり、親切にしてもらうことって、まずは「悪いなあ」て思うし。もちろん「嬉しい」が先のこともあるけど。

 

いろいろ解釈あるけど、まずは「自分」なんだなって思いました。「嬉しいな」「気持ち良いな」こんな感情が自分のグラスを満たしてくれる日々。少しずつ意識してみようと思う。「最高だ」って口に出すのもいいね。

 

71ページに出会えたこと、とても嬉しかったな。自分の人生に新しい光を与えてくれた。これが喜びだな。こうやって嬉しい時はたくさん嬉しいを思おう。